「第47回 非核・平和 空襲展」を訪れて――過去の記憶を見つめ、未来の平和を願う | 谷口くみ

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「第47回 非核・平和 空襲展」を訪れて――過去の記憶を見つめ、未来の平和を願う

2026.08.26

8月23日 「第47回 非核・平和 空襲展」に行きました。

会場である「ハートプラザみその」には、戦争の記憶を今に伝える貴重な資料の数々が展示されていました。目の前に広がる、かつての「日常」と「戦争の現実」会場に一歩足を踏み入れると、教科書の中だけではない、かつてこの街で確かに生きていた人々の暮らしの痕跡と、戦争の生々しい現実が目の前に広がっていました。

特に私の目を引いたのが、「零式艦上戦闘機(ゼロ戦)のタイヤ」の展示です。

大正から昭和にかけて日本の技術が注ぎ込まれたであろうその大きなタイヤを前にすると、これが実際に空を飛び、戦地へと向かっていったのだという現実が、静かな重みをもって胸に迫ってきます。

また、会場内には当時の兵士や市民の方々が使っていた衣服や帽子、鞄、喇叭(らっぱ)などの遺品、そして当時の雑誌なども丁寧に並べられていました。

これらの一つひとつは、私たちと何ら変わらない「当たり前の日常」を送っていた人々が、ある日突然、戦争という大きな渦に巻き込まれていったことを物語っています。

さらに、当時の街の様子や被害状況の地図や被害状況も展示されていました。

赤く染められたエリアや手書きの文字を見つめていると、かつてこの場所で起きた悲劇が、決して遠い世界の出来事ではなく、今私たちが生きているこの土地の歴史なのだと、改めて深く考えさせられます。

記憶を風化させない。次世代へ繋ぐ私たちの役割

終戦から長い年月が経ち、戦争の記憶を持つ方々が年々少なくなっている今、こうした展示会に足を運び、当時の記憶に直接触れる意味は本当に大きいと感じます。

歴史をただの「過去の記録」として終わらせるのではなく、悲劇を二度と繰り返さないための教訓として私たちがしっかりと受け止めること。そして、次の世代へと語り継いでいくこと。それこそが、今を平和に生きる私たちの責任ではないでしょうか。

会場で見かけた千羽鶴には、このような言葉が添えられていました。

『世の中に幸せと希望があふれ 笑顔でくらせますように』

このシンプルで力強い願いこそが、展示会に足を運んだすべての人々の共通の祈りであり、私たちが未来へ繋いでいかなければならない想いそのものです。

平和は決して当たり前のものではありません。一人ひとりが身近な優しさを大切にし、平和を願い続けることが、未来を守る第一歩になると信じています。

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