楽譜の「魔法の呪文」に隠された秘密~合唱と組織づくりの深い関係~ | 谷口くみ

ブログ

楽譜の「魔法の呪文」に隠された秘密~合唱と組織づくりの深い関係~

2026.08.05

全国合唱コンクール三重県大会に向けて、ただいま必死に「音取り」の真っ最中。
今回の曲はリズムが難しい上に、シャープ(#)やフラット(♭)、ナチュラル(♮)といった臨時記号がこれでもかと続きます。
まるで、楽譜を見ながら魔法の呪文を唱えているような気分です。

そんな中、ふとした気づきがありました。
「あれ? #の次に♭が付いているけど……よく見たら同じ音じゃない?」
そう、「レの♯」と「ミの♭」は、鍵盤で見たら全く同じ場所(黒鍵)を叩いているんです。

「なんで作曲家は、こんなややこしい書き方をしたんかなぁ」

気になって調べてみたら、目からウロコの理由がありました。
実はピアノ(平均律)では同じ音でも、私たち合唱(純正律)の世界では「レ♯よりもミ♭の方が、ほんの少しだけ音が高い」のだそうです!

さらに、記号にはメッセージも込められていました。

  • ♯(シャープ):「ここから上の音に上がりたい!」というエネルギー
  • ♭(フラット):「ここから下の音に下がりたい!」というエネルギー

つまり作曲家は、私たちがハモりやすいように「次はどっちに行きたいか」のヒントを楽譜に書いてくれていたんですね。私の「本当は違う演奏になるんやろな」という直感は、大正解でした!

昔は楽譜を見たらパッと音が取れたものですが、今は……(苦笑)。
ここは潔く老化を認め(笑)、鍵盤の力を借りて1音ずつ丁寧に、耳と体に音を覚え込ませています。

合唱は、個人戦ではなく「団体競技」です。
パート内で音や表現を合わせ、息を合わせる。
そして指揮者のもと、それぞれのパートが自分の役目をしっかり果たして、ひとつの美しいハーモニーを作り上げる。

これって、会社の「組織づくり」とまったく同じだと思いませんか?
合唱団を「課」とするなら、各パートは「係」。
主旋律(メイン事業)が目立つ裏で、ハモりパート(サポート部門)が絶妙なバランスで支えるからこそ、組織(音楽)に圧倒的な深みと響きが生まれるのです。
私はこの「ハモり」が面白くてたまりません。ハモり方次第で、出来上がる音楽がガラリと変わるからです。

合唱を続けて40年以上。高校時代には全国大会の舞台も経験しましたが、今の目標は「仲間に迷惑をかけないように必死に食らいつくこと」!

1音1音に込められた作曲家の意図を感じながら、今年も最高のハーモニーを目指して、仲間とともに声を響かせます!

年別アーカイブ

SNSでも最新情報を発信しています。
フォロー、お友達登録はこちらからお願いします。

後援会の入会申し込み

女性の声を届ける!

谷口(たにぐち)くみ

この伊勢(まち)が好きやもんでな!